当社R&Dセンターの試験所が化学エミッションに関し国際規格「ISO/IEC 17025」の認定を取得

発表日 2015年02月13日

京セラドキュメントソリューションズ株式会社は、当社R&Dセンターの試験所(大阪市)が化学エミッション試験に関して「ISO/IEC 17025」試験施設認定機関、ペリージョンソンラボラトリーアクレディテーション インク(PJLA)より国際規格「ISO/IEC 17025」の認定を取得したことをお知らせします。

「ISO/IEC 17025」は特定の試験分野における試験プロセス・校正プロセスを国際的に認定するための規格で、試験プロセス・校正プロセス及び試験施設が品質マネジメントシステムに適合していることを保証するだけでなく、試験や校正における技術的能力を国際的に保証するものです。

ISO/IEC 17025 認定証このたび認定されたのは、ドイツ商品安全表示協会(RAL)※1が定めるRAL UZ-171に基づくプリンター・複合機のVOC※2、オゾン、粉塵、UFP※3の化学エミッション試験です。当社R&Dセンターは2013年10月25日にドイツの環境ラベル「ブルーエンジェル」の取得申請に必要な化学エミッション試験所としてドイツ連邦材料試験研究所(BAM)※4からも認証を取得しております※5。今回の「ISO/IEC 17025」の認定取得によって米国の環境影響評価システム「EPEAT®」や各国の環境ラベルの取得申請に必須の化学エミッション試験を自社で実施する体制を整えたことになります。

当社では社会的ニーズでもある環境配慮型製品をお客様に提供するための取組みの一環として、製品に使用する材料や製品から排出される化学物質の分析をはじめ、製品開発における様々な評価体制を強化してまいりました。当社執行役員技術本部長の吉田誠太郎は「私たちは継続的な品質マネジメントで分析データの高い信頼性を維持するとともに、得られたデータを製品開発に活かすことでお客様に安心してお使いいただける製品を提供してまいります。また今回の認定を維持するだけでなく、持続可能な社会の構築に貢献するべく技術力の向上に一層努めることが重要だと考えます。」と述べています。

  • ※1ドイツ商品安全表示協会:German Institute for Quality Assurance and Certification (RAL, Deutches Institut fur Gutersicherung und Kennzeichnung e.V.)
  • ※2揮発性有機化合物。Volatile Organic Compoundsの略称。トルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質であり、塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれます。
  • ※3超微粒子。Ultrafine Particlesの略称。0.1マイクロメートル未満の粒子で、健康への影響を考慮して「ブルーエンジェル」等多くの環境ラベルでは製品からの放散量の基準が定められています。
  • ※4ドイツ連邦材料試験研究所:Germany's Federal Institute for Materials Research and Testing (BAM, Bundesanstalt fur Materialforschung und -prufung)
  • ※52014年1月28日に発表のニュースリリースで詳細をご確認いただけます。

取得概要

認定規格:ISO/IEC 17025:2005
認定機関 : ペリージョンソンラボラトリーアクレディテーション インク(PJLA)
取得年月日:2014年11月21日
認定番号 :83025
認定証番号:L14-341  詳細をこちらでご確認いただけます(英語サイト)
認定分野 :化学的試験
試験製品:プリンター、複写機、複合機
試験内容:RAL-UZ171に基づくエミッション試験 (VOC、オゾン、粉塵、UFP)

本件に関する問い合わせ先

京セラドキュメントソリューションズ株式会社 経営企画統括部 企業広報課
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