ファッションブランド 「TELMA」のRakuten Fashion Week TOKYO で発表の2025 春夏コレクションに、FOREARTHでプリントした生地を提供

2024/08/27 日本(本社) イベント・プロモーション

京セラドキュメントソリューションズ株式会社(社長:安藤 博教、以下:当社)は、ファッションブランド「TELMA(テルマ)」へ当社の環境にやさしいインクジェット捺染プリンター「FOREARTH(フォレアス)」でプリントした生地を提供することをお知らせします。

ファッションブランド「TELMA」のデザイナー中島 輝道てるまさ氏は、ファッション業界でグローバルな活躍を期待される新しい才能を育成・支援することを目的に選出される「JFW NEXT BRAND AWARD 2025※1」のグランプリを受賞。同機構が主催するRakuten Fashion Week TOKYOにおいて、初となるランウェイショー形式で2025 春夏コレクションを発表します。この度、当社のインクジェット捺染プリンター「FOREARTH」の開発コンセプトに共感いただいた中島 輝道氏とのコラボレーションが実現し、同製品でプリントした生地を提供する運びとなりました。

9月2日~7日の6日間に渡り開催されるRakuten Fashion Week TOKYOの初日を飾る「TELMA」の最新コレクションは、9月2日のショーで発表された後、渋谷ヒカリエの8/CUBEで行われる「JFW NEXT BRAND AWARD 2025 EXHIBITION by TELMA」で展示されます。また、そこではショーで使用された生地をプリントした「FOREARTH」に関する展示も行います。

■コラボレーションの背景

TELMAのデザイナー中島 輝道氏は日本のモノづくりにこだわると共に、再生繊維を用いたキュプラ※2や、撚糸ねんし※3から手掛けた再生ポリエステルなど環境に配慮した素材を使用し、積極的に環境問題に取り組んでいます。今回、アパレル業界で長年の課題であった捺染時の水質汚染や、在庫過多による生地や衣類の大量廃棄問題などの解決に貢献し、さらに水の使用量を限りなくゼロに近づけた、当社のインクジェット捺染プリンター「FOREARTH」の開発コンセプトに共感いただき、コラボレーションが実現しました。

※1
  • 一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が主催する、新たなデザイナー支援として発足したブランドサポート プログラム
※2
  • 天然素材を原料とする再生繊維のひとつ。
※3
  • 束ねた糸によりをかけることで一本の糸として使えるようにしたもの。

■デザイナー中島 輝道氏について

1663年に創立され、ベルギーの美術アカデミーの中でも最も古く伝統のある学校の一つアントワープ王⽴芸術アカデミーを2010年に卒業。その後ファッションブランド「ドリス・ヴァン・ノッテン(ベルギー)」や「イッセイミヤケ」を経て2020年に独立、世界的な2つのブランドでの経験を生かしたレディースブランド「TELMA」を2022年に設立。 素材にこだわった日本ならではのモノづくりを実践するとともに、ファッション業界における環境への配慮を欠かせない問題と捉え、再生素材などを積極的に取り入れている。業界内で極めて高い注目を受けるデザイナー。

■中島 輝道氏からのコメント

地球の未来を考える意識が高まる中でモノを作る側の責任として環境に配慮したデザインや技術、そして永く愛用していただける為にモノの背景にある物語を大切にしながら制作活動に向き合ってきました。
FOREARTHの素晴らしさは言うまでもなく、水の使用量を従来比で99%削減を実現した点です。通常の捺染やインクジェットプリントでは、大量の水を使用することが課題でしたが、FOREARTHの技術は非常に革新的です。
そして、サステナブルであるだけではなく圧倒的に風合いが素晴らしいのが魅力です。従来のインクジェットではどうしても硬さやベタつきがあり、着心地が良いものになかなか出会うことができませんでしたが、FOREARTHのしなやかさには驚きました。
また、今までは交織素材へのインクジェットは難しく諦めていましたが、組成が違う交織生地にもプリントができる点は驚きました。そして、コンセプトはもちろん、人が着ることまで設計された技術に大変共感しました。人ありきでこそ、私が考えるサステナビリティです。京セラドキュメントソリューションズとのコラボレーションが、TELMAの制作活動を一歩進めてくれたと感じています。改めまして、この素晴らしい出会いに、大変感謝しております。

  • 経糸と緯糸に2種類以上の異なる糸を用いて織られた生地のこと

会期 :2024年9月2日(月)~ 9月7日(土)
会場 :渋谷ヒカリエ、表参道ヒルズ、その他 各会場
対象シーズン :2025 春夏コレクション
https://rakutenfashionweektokyo.com/jp/the39th/

FOREARTHは、生地の印刷時に水の使用量をほぼゼロにまで減らすことができるため、従来の捺染に必要な大型の前後処理機やスチーマーなどの設備機器が不要になります。そのため、エネルギー消費量とCO2排出量を大幅に削減することにも寄与します。
さらに、繊維・アパレル業界で重要な生地の風合いを生かした柔らかい手触りを実現し、綿、シルク、ポリエステル、ナイロン、混紡など多種多様な生地への高精細な印刷が可能です。

2024−25秋冬 パリ・ファッションウィークのウィメンズコレクション
※1
  • Kujanpää , M. & Nors , M. (2014). Environmental performance of future digital textile printing. VTT Technical Research Centre of Finland.VTT Customer Report Vol. VTT CR 04462 14
※2
  • 当社調べ 2022年

当社は、サステナブルなインクジェット捺染プリンター「FOREARTH」を通じて、世界を取り巻くさまざまな社会課題を技術の力で解決し、より良い未来をつくるために、デジタル捺染の世界において貢献できるよう創造の歩みを続けてまいります。

 

「Rakuten Fashion Week TOKYO」とは
"ファッション・ウィーク" とは、年2回、世界のファッション都市で開催されているファッションの祭典で、ファッション・ショーや展示会で発表される最新コレクションから、次のシーズンのトレンドが生まれています。
世界のファッション・ウィークの中でも、歴史性、話題性から情報発信力が大きい、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で開催されるものは、「5大ファッション・ウィーク」と総称され、大きな影響力を持っています。
東京で開催されるファッション・ウィークが「Rakuten Fashion Week TOKYO(楽天ファッション・ウィーク東京)」です。

本件に関する問い合わせ先


京セラドキュメントソリューションズ株式会社 企業広報部

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