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攻殻機動隊とコラボレーションしたANREALAGE の パリ・ファッションウィーク2026-27年秋冬コレクションに「FOREARTH」を採用

Paris Fashion Week 2026 A/W Collection by ANREALAGE
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森永 邦彦氏からのコメント

京セラとの継続的なコラボレーションを通して、FOREARTHは水の使用を限りなく抑えながら、表現を制限するテクノロジーではなく、むしろクリエーションの可能性を広げる存在だと感じています。水でしか表現できないと思われていた質感や、異なる素材の風合いそのものをプリントで表現するという発想が生まれました。

本コレクションを象徴する輪郭をもたない花柄の表現については、通常は水を使い、水彩のように滲ませることで花柄の輪郭をぼかしていきます。しかし今回は、水彩でしかできないとされてきた滲みやぼやけの表現を、水の使用を抑えたプリントによって再現することを試みました。遠くから見ると花柄の輪郭が浮かび上がりますが、近づくにつれてその輪郭は消え、存在が曖昧になります。まるでゴーストのように、見る距離によって現れたり消えたりする花柄が生まれました。

今回のコレクションでは、ウルトラスエードという素材にデニムの質感をプリントすることで、一見デニムに見えながら触れるとスエードという新しいテキスタイルを制作しました。通常のデニムではカッティングした断面がほつれていきますが、スエード素材であることで、今回目指したシャープなデザイン表現を美しく実現することができました。

また、一見レザーに見えるフェイクレザーの質感もFOREARTHのプリントによって表現しています。遠目には本物のレザーのように見えますが、実際には光を透過する特殊素材で、プリントによってレザー調の質感を再現しています。さらにLEDの光を透過するウェスタン調のレザールックの中に、『攻殻機動隊』のメインロゴが浮かび上がるルックも実現しました。

さらに、ひとつの柄を異なる素材や厚みにプリントするという新たな挑戦にも取り組みました。一着の中にはシルクサテン、ベルベット、シルク楊(よう)柳(りゅう)といった異なる素材が組み合わされていますが、それぞれに同じ風合いと発色でプリントを表現するため、繊細な調整を重ねながら制作しています。1995年公開の『攻殻機動隊』の250以上のシーンをベルベットの中に配置するなど、映像的な表現もFOREARTHのプリントによって実現しました。

FOREARTHを用いたこの2年半のものづくりは、従来のプリント技術と比べて地球環境、とりわけ水資源への影響を大きく変える可能性を感じています。クリエーション、テクノロジー、そしてサステナビリティが結びついたものづくりは、今のANREALAGEにとって重要なテーマです。FOREARTHとのコラボレーションがファッション業界に広がることで、未来のものづくりを変えていくきっかけになると信じています。

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