ANREALAGEがビヨンセのワールドツアー2025の衣装デザインを担当、当社のサステナブルな捺染プリンター「FOREARTH」のプリント生地をドレスに採用

発表日 2025年05月20日

京セラドキュメントソリューションズ株式会社(社長:長井 孝、以下:当社)は、世界的アーティスト ビヨンセ(Beyoncé)の最新ワールドツアー「Cowboy Carter & The Rodeo Chitlin’ Circuit Tour」(2025年4月28日アメリカ・ロサンゼルスで開幕)の衣装を担当した、日本のファッションブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」(社長:森永 邦彦)が、当社の捺染インクジェットプリンター「FOREARTH(フォレアス)」でプリントされた生地を採用したことをお知らせします。

  • アメリカ・ロサンゼルスで開幕した最新ワールドツアーの初回公演(ANREALAGE提供画像)


本ワールドツアーの衣装は、前回の「RENAISSANCE WORLD TOUR」に続き、ANREALAGEが日本人デザイナーとして唯一、デザイン・制作に参加しました。このドレスは、最新アルバムの収録曲「DAUGHTER」に合わせて光がプログラムされており、“変幻自在なドレス” として、ドレスの表面が液晶のように光によって曲の進行に呼応して次々に色や模様が映し出される、最新技術を結集した完全オートクチュールによる、唯一無二の一着です。

ドレスを構成するうえで重要な基布への黒色のプリントには、環境負荷を大幅に低減する当社のサステナブルな捺染インクジェットプリンター「FOREARTH」の先進的なプリント技術が採用されました。

FOREARTHは、生地のプリント時に水の使用量を限りなくゼロまで減らすことが可能で、これにより従来の捺染に必要な大型の前後処理機やスチーマーなどの設備機器が不要になります。この技術により、エネルギー消費量とCO2排出量を大幅に削減します。

今回、FOREARTHの環境性能の高さに加えて、染料染色に比べプリント工程が少なく、小ロット・短納期にも対応していることから、デザイン変更も含め、短納期でプリントを迅速に行う要求に対してFOREARTHのデジタル印刷技術がリードタイムの少ない柔軟なクリエイティブ活動を支援しました。

また、当社独自開発の水系顔料インクの色落ちしにくいという特性を生かしつつ生地の風合いを損なうことなく柔らかい手触りを実現していること、さらに、長期間に渡るワールドツアーで使用されるために必要な耐久性を有していることなどが、総合的にANREALAGEから高く評価いただきました。

なお、基布には、通気性と吸水速乾性に優れたシキボウ株式会社の機能素材「AZEK(アゼック)」が使用されています。

当社は、FOREARTHを通じて、ファッション業界における環境負荷低減に加え、クリエイティブの可能性を広げ、繊維、アパレル業界の新たな価値創造に貢献できるよう取り組んでまいります。

2025年3月にフランス・パリで行われたコレクションで、ANREALAGEが発表した、光を映し出す新たな表現が、本ワールドツアーの衣装を担当することに繋がりました。



捺染インクジェットプリンター「FOREARTH」の特長

従来、繊維・ファッション業界では、生地を染める際に、スチームや洗浄などの工程で大量の水を使用しており、その排水による水質汚染が世界的な問題となっています。加えて、在庫過多による大量廃棄問題も注目されており、早急な対応を迫られています。京セラは、これらの課題解決に貢献するため、以下の3つの特長を有したFOREARTHを開発しました。

1)Water Free Concept
水の使用量を限りなくゼロまで削減した生地印刷

2)Creative Free
独自開発の水系顔料インクで柔らかな風合いと、高い堅牢性を両立。フルカラー印刷を多種多様な生地で実現

3)Location Free
水資源に依存しない捺染で、設置場所を選ばず、適地・適量生産により、物流コストや在庫の削減に貢献

  • FOREARTHは、プリント・乾燥のみで全工程が完了します。プリント工程では水を使用せず、ウォーターフリーを実現しました。また、機器のメンテナンスに使用する水の量にもこだわり、循環ベルト洗浄システムを搭載しており、搬送ベルトの洗浄水を循環システムでフィルタリングしながら再利用します。生地1㎏あたりの水使用量を0.02L(当社調べ 2022年)まで削減しました。

本件に関する問い合わせ先

京セラドキュメントソリューションズ株式会社 経営企画統括部 企業広報課
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