アーティスト 杏里の2025年ライブツアー衣装制作を支援 FOREARTHのサステナブルな製品コンセプトに共感、ツアー初日にお披露目

発表日 2025年08月08日

京セラドキュメントソリューションズ株式会社(社長:長井 孝、以下:当社)は、当社の捺染インクジェットプリンター「FOREARTH(フォレアス)」でプリントした生地を使用して、アーティスト 杏里(ANRI)の2025年ライブツアー「ANRI LIVE 2025 TIMELY!!」の衣装を制作支援したことをお知らせします。

ANRI LIVE 2025 TIMELY!!は、7月5日の埼玉県・ウエスタ川越公演を皮切りに11月9日の宮城県・仙台公演まで全国14か所で行われます。杏里さんと今回のライブツアーの衣装制作を手がけるクリエイティブディレクター兼デザイナーの川島 幸美さんは、ともに当社の水の使用を限りなくゼロに抑えた環境にやさしい捺染インクジェットプリンター「FOREARTH」のサステナブルなコンセプトとプリント品質に共感していただき、FOREARTHのプリントを採用いただきました。衣装には、環境へのやさしさとアーティストの情熱が融合し、ツアーの演出をより印象深いものにしています。



杏里さんは、1978年のデビュー以降、「オリビアを聴きながら」などのヒットで1980年代のミュージックシーンを牽引してきました。2018年にはデビュー40周年を迎え、現在も日本国内だけではなく海外でも活躍しています。シティ・ポップを代表するアーティストとして、多くのファンから注目されています。


■杏里氏のコメント
このたびは「FOREARTH」のプリントを、日本で初めてツアー衣装に取り入れることができて、とても嬉しく思っています。水をほとんど使わずに色彩を表現できるという、サステナブルな発想に深く共感しました。限りある地球の資源を守りながら、音楽とファッションの力で人々の心に豊かな時間と感動を届けたい――私もその一翼を担えることに、大きな喜びと責任を感じています。未来に向けて、小さな一歩を積み重ねていけたらと願っています。


川島氏は、大手アパレルメーカー、セレクトショップディレクターを経て2002年にレディスブランド「AULA AILA」「AULA」「RYZA」を設立。2010年よりParisファッションウィークにて展示会開催。その後NYファッションウィークや東京コレクションに参加。2020年に「WRINN(リン)」を立ち上げ、リサイクル素材や土に還る素材などを積極的に使用し、地球環境に優しい持続可能な服作りを行う他、舞台、映画、コマーシャルなどの著名人の衣装制作も手掛けています。

■川島氏のコメント
これまでのインクジェットプリントよりも遥かに性能が良くなり、使用する水を循環させるという環境に対して配慮あるコンセプトも気に入って衣装のプリントにFOREARTHを使用したいと思いました。今回のLIVE TOURタイトルにもなっている杏里さんのアルバム“TIMELY!!”の写真をシフォンとサテン生地にプリントしました。色の再現性や発色がとても綺麗な上に、繊細なシフォンの軽さはそのままに仕上がっています。ステージ上で音楽に合わせてヒラヒラと舞う綺麗なシルエットをファンの方達にも楽しんでいただけたら嬉しいです。



ライブスケジュール

日程 ライブ会場 日程 ライブ会場
7月5日(土) ウエスタ川越(埼玉) 10月4日(土) 豊後大野市総合文化センター エイトピアおおの(大分)
7月27日(日) 茅ヶ崎市民文化会館(神奈川) 10月5日(日) 宇佐市宇佐文化会館・ウサノピア(大分)
9月6日(土) 小牧市市民会館(愛知) 10月11日(土) 東京建物 Brillia HALL 箕面(箕面市立文化芸能劇場)(大阪)
9月13日(土) 栃木県総合文化センター(栃木) 10月13日(月) 掛川市生涯学習センター(静岡)
9月15日(月) SG GROUPホールはちのへ(八戸市公会堂)(青森) 10月17日(金) 東京国際フォーラム(東京)
9月20日(土) 高知県立県民文化ホール(高知) 10月26日(日) なら100年会館(奈良)
9月27日(土) 神戸国際会館(兵庫) 11月9日(日) トークネットホール仙台(仙台市民会館)(宮城)

捺染インクジェットプリンター「FOREARTH」について

従来、繊維・アパレル業界では、生地を染める際に、スチームや洗浄などの工程で大量の水を使用しており、その排水による水質汚染が世界的な問題となっています。加えて、在庫過多による大量廃棄問題も注目されており、早急な対応を迫られています。京セラは、これらの課題解決に貢献するため、以下の3つの特長を有したFOREARTHを開発しました。

1)Water Free Concept
FOREARTHは、生地のプリント時に水の使用量を限りなくゼロまで減らすことができるため、従来の捺染に必要な大型の前後処理機やスチーマーなどの設備機器が不要になります。そのため、エネルギー消費量とCO2排出量を大幅に削減することにも寄与します。

2)Creative Free
繊維・アパレル業界で重要な生地の風合いを生かした柔らかい手触りを実現し、綿、シルク、ポリエステル、ナイロン、混紡など多種多様な生地への高精細なプリントが可能です。

3)Location Free
水資源に依存しない捺染で、設置場所を選ばず、適地・適量生産により、物流コストや在庫の削減に貢献します。

  • FOREARTHは、プリント・乾燥のみで全工程が完了します。プリント工程では水を使用せず、ウォーターフリーを実現しました。また、機器のメンテナンスに使用する水の量にもこだわり、循環ベルト洗浄システムを搭載しており、搬送ベルトの洗浄水を循環システムでフィルタリングしながら再利用します。生地1㎏あたりの水使用量を0.02L(当社調べ 2022年)まで削減しました。

関連情報

  • 捺染インクジェットプリンター「FOREARTH」はこちら

本件に関する問い合わせ先

京セラドキュメントソリューションズ株式会社 企業広報部
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