地域選択

サステナビリティ

資源循環

基本的な考え方

お客様に提供する複合機・プリンターが及ぼす環境負荷をより小さくするため、エコシスコンセプトに基づく製品設計、それを形にする生産システムを開発しています。さらに、製品がお客様先で役目を終えた後に製品を回収しリサイクルするシステムを構築することで、部品や材料の再資源化に積極的に取り組んでいます。

3Rの促進


使用済みになった自社製品を回収し、リサイクルを促進するためには、リサイクルが容易な材料を選定し、材料ごとに分離が容易な構造にしなければなりません。また、リユースを促進するためには、壊れにくい構造、分解取り外しが容易な構造に加え、清掃が容易な設計にしなければなりません。
それらの課題に向け、当社ではリサイクル・リユースに対応した設計基準を設定し、設計段階でそれらの基準に適合していることを確認しています。

 省資源設計の主な内容※1
 

種類内容
リデュース対応製品の小型化・軽量化、部品の長寿命化
リユース対応分解容易化、分離・分別容易化、洗浄容易化
リサイクル対応挿入金具の廃止、異種材料の接着禁止

※1 上記内容は、当社「環境配慮設計基準」より内容の一部を抜粋したものです。

製品本体の回収・リサイクル(複合機・プリンター)

お客様のもとで不要になった複合機・プリンターは回収センターに集められ、その後リサイクルセンターでマテリアルリサイクルを行っています。再生容易化設計を強化し、再利用の拡大を目指します。

長寿命設計から再利用まで資源循環を支えるリファービッシュ機(メーカー認定再生機)


長寿命設計により製品を長く使用するとともに、使用を終えた製品を回収し、点検・整備を実施したうえで、「リファービッシュ機(メーカー認定再生機)」 として再活用しています。この取り組みは、製品ライフサイクルを延ばすことで資源の有効活用と廃棄物削減に貢献するとともに、新たな製品製造に伴う資源消費やCO₂排出量の抑制につながります。

長寿命設計から、長期使用、回収、点検・整備、リファービッシュ機、新規資源投入抑制までの流れ

ECOSYSの長寿命設計により、製品価値を長期間維持できることが、リファービッシュ機(メーカー認定再生機)の品質確保につながっています。リファービッシュ機(メーカー認定再生機)には専用ラベルを付与し、品質基準を満たした製品として管理しています。 

京セラ認定リファービッシュ機のラベル

回収センター(日本)


お客様のオフィスで不要になった、複合機・プリンターは、当社および販売パートナー様を経て各エリアの回収センターに集められ、その後リサイクルセンターに搬送されます。

リサイクルセンター(日本)


リサイクルセンター 拠点図

リサイクルセンターでは、マテリアルリサイクルを優先する「資源循環システム」を構築しており、現在ゼロエミッションを継続しています。また、これらのリサイクルセンターを全国に分散配置することで輸送に関わるCO2も削減し、温暖化防止に努めています。

リサイクルセンター 拠点図

回収機の処理フロー図

回収機の処理フロー図

※2 JBMIA:一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会

海外での回収・リサイクル


海外においては、それぞれの国ごとに使用済み製品の回収・リサイクルに関して、法律やインフラなどの国情が違います。当社は、各国の法令や実情に合わせて適切な回収・リサイクル方法を行っています。

消耗品の回収・リサイクル(トナーコンテナ)

日本におけるトナーコンテナの回収・リサイクル


京セラドキュメントソリューションズでは、いわゆるトナーカートリッジのように現像ローラーやクリーニングの機構を搭載しない「トナーコンテナ」の交換によりトナーを補給する方式を採用しています。お客様の下で使用後に空になったコンテナは、回収センターに集められたあと、再生工場へ搬送し再利用可能かどうかの選別基準に従い選別し、合格品のみを再生工程に入れます。再生工程ではコンテナの清掃や外観検査などが行われ、再利用に適さないコンテナを除外し、合格したコンテナにトナーを充填して、最終的に新造品と同等の製品へと再生し市場に送り出しています。コンテナ回収へのお客様のご協力により、廃棄物の量を減らし、環境に優しい取り組みを行っています。

リユースの工程

リユースの工程

トナーコンテナの処理フロー図

トナーコンテナの処理フロー図 トナーコンテナの処理フロー図

海外におけるトナーコンテナの回収・リサイクル


海外においても使用済み消耗品の回収・リサイクルシステムを構築し運用しています。詳細については、以下のサイトでご確認ください。(英文)

材料・包装における資源循環

包装材の環境負荷低減


包装材の設計・開発を通じて、資材使用量の削減と再生資源の活用を推進します。

廃棄PETフィルムを製品部品へリサイクル


セラミック製品の生産工程内で発生する廃棄PETフィルムは、工程内での付着物により再利用が困難なため、従来は焼却処理(サーマルリサイクル)されており、大量のCO₂排出が課題でした。この課題に対し、廃棄されたPETフィルムを再生PET材料へと変換することで、複合機・プリンターの部品へとアップサイクル(より価値の高い用途への再利用)する技術を業界ではじめて確立※3しました。
焼却に頼らず、回収・再利用によって別の製品に生まれ変わらせることで、廃棄物削減とCO₂の削減に加えて、新品プラスチック使用量の低減も実現します。グループ内における資源循環の好例であり、将来的には外装部品への展開や再生材の使用割合拡大を目指して取り組みを進めていきます。

※32024年9月30日時点
PETフィルム PETフィルム(イメージ)

再生プラスチック(PCR)の活用


製品本体およびトナーコンテナに再生プラスチック(PCR※4)を導入しています。2023年に1%以上、2024年に5%以上を基準とし、複合機全体の50%をリサイクル材料とする目標を設定しています。