気候変動対策

 金融安定理事会の気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)はすべての企業に対し、気候変動シナリオを用いて、気候関連リスク・機会を評価し、事業戦略・リスク管理への反映と開示を求めています。京セラグループはTCFDの提言に賛同し、ガバナンス体制の確立、リスク管理、事業戦略、指標と目標の設定を行い、対策を推進しています。
 また、気候変動対策を重要課題と認識し、2018年に2℃水準の長期環境目標を設定しました。2021年には長期環境目標を1.5℃水準に更新し、Scope 1,2およびScope 1,2,3を2019年度比2030年度46%削減、2050年度にカーボンニュートラルを目指しています。
 長期環境目標を達成する為、再生可能エネルギー(以下、再エネ)の導入および省エネルギー(以下、省エネ)施策を各拠点で積極的に実行し、様々な地球温暖化防止対策に取り組んでいます。

2023年度 京セラドキュメントソリューションズグループ全体のScope 1,2におけるCO2排出量


Scope 1,2におけるCO2排出量 [t-CO2] 対象範囲※2
生産拠点 19,026※1
非生産拠点 21,587  
グループ合計 40,613  

※1  海外生産拠点については、環境価値証書の導入により、31,845[t-CO2]を削減。

ISO14001統合認証拠点における2023年度の環境実績

 環境方針を基に、毎年目標を設定し、環境経営に取り組んでいます。

2023年度目標 対象範囲※2 2023年度実績

CO2排出量(Scope 1,2)を54,253[t-CO2]以下にする

18,782

ISO14001統合認証拠点における2024年度の環境目標

2024年度目標 対象範囲※2
生産拠点におけるCO2排出量(Scope 1,2)を42,571[t-CO2]以下にする。
非生産拠点におけるCO2排出量(Scope 1,2)を2,537[t-CO2]以下にする。

※2  対象範囲:
① 枚方工場・玉城工場・中国工場・ベトナム工場
② 国内外の非生産拠点
③ 本社・京セラドキュメントソリューションズジャパン大阪本社

事業所における省エネの取り組み

太陽光パネルの設置

 ベトナム工場は、2024年3月に最大発電電力6MWpの太陽光発電システムを設置しました。これにより、年間4,210トン(300,694本の植樹相当)のCO2削減を見込んでいます。
 また、アメリカ統括本社でもビルの屋上に、大規模な太陽光システムを設置し、年間960トンのCO2削減を予定しております。さらに今後20年間で19,185トン(287,000本の植樹相当)のCO2削減を見込んでいます。
 京セラグループでは、2030年までにCO2排出量を2019年比46%削減、2050年までにCO2排出量を0%にするという目標を掲げております。この目標達成のための一環として、太陽光パネル設置への投資を決定しました。

アメリカ
アメリカ統括本社
ベトナム工場
ベトナム工場

ベトナム・中国工場での使用電力の100%再エネ化を達成

 2023年4月に、ベトナム工場と中国工場の2拠点で使用される全ての電力を環境価値証書※3付きの電力に切り替えたことにより、通年で100%再エネ化を実現しました。

※3  当社が採用している環境価値証書
- I-REC証書(International Renewable Energy Certificate)
- TIGR証書(Tradable Instruments for Global Renewables)

中国工場の環境価値証書
中国工場の環境価値証書
ベトナム工場の環境価値証書(TIGR)
(左:I-REC、右:TIGR)
ベトナム工場の環境価値証書(I-REC)
ベトナム工場の環境価値証書
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