社員とともに
事故災害のない、安全で安心して働ける職場環境をつくるため、社員が主体となり、労働安全衛生や防災に取り組んでいます。
労働安全衛生
労働災害撲滅や社員の健康管理を目的として、毎月、全体朝礼時に、京セラグループの労働災害の報告や、保健師から熱中症、インフルエンザ、感染予防、健康診断結果の活用法などの健康管理のアドバイスを行い、労働安全衛生の意識を徹底しています。また、安全衛生改善活動やヒヤリハット活動も展開しています。さらに、工場長や衛生管理者、本社の統括責任者による安全衛生パトロールを行い、不安全な箇所や作業がないことを確認しています。
防火防災
三重県玉城町は、南海トラフの巨大地震発生予想地域の一部です。災害発生時の被害を最小限にとどめられるように、緊急地震速報システムを設置するとともに、総合防火防災訓練、および夜間防火防災訓練を毎年秋に実施しています。総合防火防災訓練では、模擬緊急地震速報の受信を合図に、身体を守る初動訓練、その後、火災が発生したことを想定して、119番へ模擬通報するとともに、初期消火、避難訓練を実施しています。また、伊勢市消防本部の指導による消火器、屋外消火栓の操作訓練、第6工場屋上からのはしご車による救出訓練、地震体験車による、南海トラフ地震の模擬体験やAED、救急救命措置の訓練も実施しています。 また、夜間防火防災訓練では、深夜時間を想定し、環境安全部門関係者不在を前提に、警備員が中心となって、消防署への通報訓練、初期消火訓練、避難訓練を実施しています。
交通安全
通勤や業務で車両を利用することが多いことから、交通安全講習会の実施などの交通安全活動を行っています。また、社有車運転資格制度を設け、「運転資格者は社内の認定基準を満たした者」と定め、交通安全「SDカード」の保有などを条件としています。社有車にはドライビングアナライザー※を設置して車両運行状況を確認し、運転者の安全意識の向上につなげています。また、全国交通安全週間には、地域と連携して街頭での交通安全キャンペーンにも参加しています。
※ ドライビングアナライザー:運転状況(速度・急加速・急ブレーキ)などを記録し、危険挙動がないか確認できる。
構内通路での安全確保
構内屋外通路における歩行者の通行帯として、緑色に区別した構内歩行者専用通路を設置しています。これにより、社員はもちろん、来場者にも通路が明確となることで、構内通行の安全確保に寄与しています。
福利厚生
多目的室の設置
日頃から社員の健康に対する意識向上を図る取り組みを行っています。その一例として、健康器具・卓球台を設置した「多目的室」を設け、社員の適度な運動やコミュニケーション機会を創出して、活気ある職場環境の構築や、社員が自ら健康増進に取り組む一助としています。