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2007年度特集
長寿命設計のプリンター・複合機を軸とする、当社の環境経営

「環境」を事業の柱として位置づけ、環境保全活動に真摯に取り組んでいます

環境保全活動については、どのように取り組んでおられますか?

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厳島「環境」を事業の柱のひとつと位置づけ、2005年度には活動のベースとなる「環境経営基本戦略」「環境行動計画」を定めました。これらのベースに基づき、全社的にCO2や廃棄物の発生量の削減、有害化学物質の排除などに取り組んでいます。

フォイヤヘアト早い時期にドイツの環境ラベルを取得したとうかがっています。

厳島エコシスを環境製品として世に出す過程で、社内の環境に対する意識も高まりました。環境ラベルの取得も、ひとつの表れです。プリンターでブルーエンジェルマークを取得したのは、当社が初めてだと思います。

フォイヤヘアトEUのRoHS指令への対応にはご苦労があったのではないでしょうか。

厳島そうですね。部品をつくっているメーカー、さらにはその上流へとさかのぼって禁止物質の不使用を確かめなければなりませんから。でも基本は、信頼のおける調達先から信頼性の高い部品を購入し、信頼性の高い製品をお届けする仕組みを構築することだと思います。調達先の部品や自社工場の製造ラインに禁止物質が混入することばかりに気をとられるのではなく、調達先や自社の品質管理体制がきちんと構築できているかチェックすることが肝心です。

これからも、環境保全に寄与する製品づくりに努めます

御社の環境面における今後の課題は何でしょうか?

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厳島製造活動における環境負荷の低減はもちろんですが、製品そのものを地球環境保全に寄与できるものとしたいですね。そうすることで、京セラミタの環境経営にもっと深みが出てくると思います。たとえば製品の省電力化は、今後の大きな開発テーマになるでしょう。また、長寿命で廃棄物の排出が少ない当社製品の強みを強化しながら、製品の再使用やリサイクルの促進にも注力していきたい。お客様が使用済みのトナーコンテナをリサイクルのため返したくなるような仕組みがつくれないか、検討しているところです。

フォイヤヘアト今後の御社の活動について、期待を持ちながら注目していきたいと思います。

川原 千明さん 写真

進行担当:
川原 千明さん

2003年より株式会社環境管理会計研究所 研究員(現職)に。経営学修士。

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